渦の中の私
それから、本を読みながら病院に通うを繰り返していたが、不眠と身体のダルさが続いた。
すると通っていた病院に対する不信感や
自分でどうしようも出来ない無力感に
日々葛藤していた。
単発でバイトをしたり、これだったら症状出ないだろうと思って始めたバイトすら、長続きしなかった。
病院行っても、薬の量を増やすか
不調の時期は減らすか、寝れないのなら
睡眠導入剤を服用するか。
そんな薬を中心とする治療法に、
少しずつ苛立ちと不信感が募っていった。
私にとって先の見えないゴールを
手探りながら進んでいるのか後退しているのか、それさえも分からない状況にいた。
病院に行けば治る。
その考えは甘かった。
強迫性障害と認識したことは、
一つ目のステップであって
回復するまでには病院だけじゃなく
自分自身と向き合うこと
家族とも向き合うこと
自分に素直に生きること
そんなことが少しずつ必要ということが分かってくるようになる。
そして、私は初めての病院に通って1年半くらいして、ある決断をする。