smallmeのブログ

心の病や家族や夫婦関係の困難に直面し、人生や自分の在り方を考えるようになった経緯を記しています

闇の中の光

人は人生のどん底を見た時

みんなはどうしてるのだろうか。

 

私は数日間泣くということ以外に

自分にできることが見つからなかった。

 

人と話すことでさえも

億劫というか、なんだか自分のことを

話すのが恥ずかしくて

全然外に出たいという気持ちにもなれなかった。

 

考えること、祈ること、悩むこと

 

それだけが私の日課になっていた。

 

それでも人間というものは

考えすぎたら過ぎたらで

脳のキャパオーバーになるのか

自然と眠くなるかか

どうにか自分を奮い立たせようとする。

 

 

私の場合は色んなジャンルの

 

本を読むこと

 

がそのキッカケになった。

 

 

人と話すことは嫌だけど

本を読んで、違う世界や価値観を

感じることは、心が受け付けてくれた。

 

 

 

強迫症で【ザ現実主義】の私にとっては

ある本を読んだときに

心が救われた気がした。

家の本棚にあって、今まで目につかなかった本。

だけど、この時の私には惹かれるものがあったようた。

 

未来は、えらべる! (VOICE新書)

未来は、えらべる! (VOICE新書)

 

 

スピリチュアルに対して

少し抵抗があった私にとって

どこか疑い深いような、でも将来の希望を持たせてくれる本になった。

 

本の内容は、ザ現実主義の症状持ちの私には考えが180度ひっくり返るようなものだった。

 

こんだけ心が折れてるんだから

世界や社会の見方を変えたって

何も失うものはないし

固定観念や概念を外していけば

自分の長年の症状ですら 

変えていけるんじゃないかなと

闇の中で一筋の光を見つけた。

 

なんで私ばっかり.......

その時ぐらいから

夫婦関係がグラグラし始めていたとは

自分の体調ばっかりで頭がいっぱいの

私には気づいていなかった。

 

コロナ禍もあり

その少し前から旦那さんが

新しく起業を始めたこともあって

(+私の体調と精神が不安定)で

私の相方が知らない間に

一人で色々抱えていたことを

気づいてあげられなかった。

 

それまで普通以上に

気を遣ってくれたり、優しく

誰よりも味方でいてくれたのに

ある日突然......

 

「共倒れしたくないから、別々の道を行きた方が良いかも」

 

と言われた。

 

 

 

「.....ん?..........あれ?」

 

 

 

 

 

 

喧嘩も大してしたことないし

夫婦仲が悪かった訳でもないのに

いきなりの別れ宣告。

 

 

 

 

 

さすがに予想もしなかったし、

まだ心身ともに全快復していない私にとっては余りにも辛すぎる現実を突きつけられた。

 

 

 

 

地獄に落とされた気分だった。

 

「なんで辛いことばっかり起こるの?」

 

世間の皆さんも大変な2020年は

私にとっても史上最強に心身共に

ボロボロにパンチを喰らった年だった。

 

 

 

 

 

 

話し合って、とりあえず別居することにした。

 

その間に向こうの精神も安定して欲しいし、私も自分自身で自分の症状と本気で向き合わねばと覚悟をするために。

 

 

 

 

 

今までのブログには書き忘れていたが、

強迫性障害がひどくなってから

身体の症状がひどくなり

半年ほど自律神経失調症

ほとんど寝れない日が続いていた。

 

 

 

 

 

それを宣告された日は、

私の半年に及ぶ身体症状が

山場を越えて

普通に過ごせた日の数日後だった。

 

ターニングポイント

強迫性を治すために前向きに通っていた病院が、ただただいつもの日常ルーティーンのようになっていった。

 

どういう方向性で薬を飲むか、今後どうしていくのか分からないまま時間だけが過ぎていった。

 

薬が合わないのかと思い、自分から提案もしたりしたが、あまり変化はなかった。

 

そこであの本を思い出した。

 

強迫性障害のすべてがわかる本」

 

なんだか直感的に、病院を変えようと思った。

 

そして私が選んだ病院先は、私が一番読んでいた本を書いた著者の先生のところだった。

 

 

 

正直なところ、病院を変えたところでという気持ちはあった。

 

 

 

ただお医者さんも人間だと気づいてから、合う合わないがあるのが分かった。

 

 

 

運良く、私は著者である原田先生は私にとっては相性が良かったようで(私の一方的な気持ちだが笑)

先生の病院に行くようになってから、今まで長いこと戦ってきた症状と.....

 

【向き合う】

 

ようになっていった。

 

薬だけで症状を抑えようとしたり、

病気を恨んだら

自分を責めたり

 

それらの考え方では根本的な解決方法に繋がらなかったことに気づき始めた。

 

そこから私の症状、そして人生が少しずつ変わり始めた。

 

渦の中の私

それから、本を読みながら病院に通うを繰り返していたが、不眠と身体のダルさが続いた。

 

すると通っていた病院に対する不信感や

自分でどうしようも出来ない無力感に

日々葛藤していた。

 

単発でバイトをしたり、これだったら症状出ないだろうと思って始めたバイトすら、長続きしなかった。

 

病院行っても、薬の量を増やすか

不調の時期は減らすか、寝れないのなら

睡眠導入剤を服用するか。

 

そんな薬を中心とする治療法に、

少しずつ苛立ちと不信感が募っていった。

 

私にとって先の見えないゴールを

手探りながら進んでいるのか後退しているのか、それさえも分からない状況にいた。

 

病院に行けば治る。

 

その考えは甘かった。

強迫性障害と認識したことは、

一つ目のステップであって

回復するまでには病院だけじゃなく

 

自分自身と向き合うこと

家族とも向き合うこと

自分に素直に生きること

 

そんなことが少しずつ必要ということが分かってくるようになる。

 

そして、私は初めての病院に通って1年半くらいして、ある決断をする。